3歳の娘。月3回ピアノを習っています。習うまでのことや、習ってみて実際どうだったか、習い事にピアノを検討している方の参考になれば嬉しいです。
ピアノをはじめるまで
娘がピアノをはじめたきっかけ
・既に楽器があったことと
・娘が興味を持っていたこと
・そして先生とのご縁があったこと
色々な条件が重なり、少し早いかと思いましたがはじめてみることにしました
我が家にはピアノがあります。私が子どもの時に実家で使っていたものですが、「誰も使わなくて邪魔だから持っていってほしい」と母に言われ…。家を建てた際に運んできました。
私もなかなか弾く時間もなく放置状態だったのですが…。娘が2歳になったころから遊びで触るようになり、とても興味がある様子。毎日重たいふたを開けて、どこで見たのか譜面台に絵本を置いて、更におもちゃのマイクも持ってきて、出鱈目に鳴らしながら何かを歌っていました(シンガーソングライターごっこかな…?)。
それまでリトミックを習っていた娘ですが、丁度ご縁があってピアノの先生との出会いもあり。早すぎるかなとも思ったのですが、3歳を過ぎたころ、習いはじめることになりました。
別にピアニストになってほしいとかでは全くないです!あくまで趣味程度に…
ピアノを習っていた母の想い
何かひとつでも
得意な事や好きなことを見つけて
自信をつけてほしい!
私も子どもの頃ピアノを習っていました。しかし正直そんなに弾けません(バイエル→ブルグミュラー→ソナチネの途中で辞めました…)。手先が不器用で、センスもなかった私ですが、それでもピアノを習っていてよかったなと思っています。
私は極度の運動音痴でした。スポーツ至上主義すぎる(と私は思っている…!)日本の学校。運動音痴な人間の学生生活はとても暗いです。走ってもビリ、泳げない、逆上がり出来ない、球技で周りに迷惑をかける…。体育の時間、皆ができる事ができない人間は公開処刑状態です。本当に学校が嫌いでした。しかし「何をしてもダメ」だった自分が、唯一「ピアノが弾ける」ということでなんとか自尊心を保っていた部分があります。クラスの合唱で伴奏を任されたときは誇らしい気持ちでした。
又、スポーツは「人と一緒に楽しむことができる趣味」です。大人になっても友達と楽しんだり、スポーツをきっかけに知らない人と仲良くなれる人たちを羨ましく思います。しかし音楽も同じように、誰かと一緒に演奏したりして楽しむことができる趣味です。私自身大人になってから音楽を通じてできた友人もいて、音楽をかじっていてよかったなと思っています。
ピアノは発達に良いってホント?
「ピアノを習うと地頭が良くなる!」「東大生の2人に1人はピアノ経験者!」というような気になる情報も耳にします。本当なのでしょうか。
・楽譜を読むことで集中力や記憶力がアップする
・左右の指を別々に動かすことで脳が発達する
・耳がよくなるので語学が得意になる
などと言われているようです。
3歳の娘のピアノ事情
どんなピアノ教室?選んだ基準
ピアノメーカーの音楽教室も検討しましたが、個人の先生の自宅に習いに行っています。
いつも来てもらっているピアノの調律師さんに相談したところ、「子どもの習い事は基本的に忙しい夕方の時間帯になるので、通いやすい近場の教室がおススメ!」と言われて超納得。ピアノメーカーの音楽教室は街の方にあり、夕方時は交通量も多く送り迎えも大変そうだったので、家の近くの先生を探しました。
体験レッスンをしているところが多いです。実際に体験して先生との相性等を参考に選ぶとよいかもしれませんね。
気になる月謝は?
娘の場合、30分個人レッスン、月3回で¥7,500です
地方(九州です)でこの値段はちょっとお高めかもしれません。グループレッスンだともっと安くなると思いますし、個人レッスンでも、近所に月¥5,000で教えてくれる教室がありました。
月謝の価格設定は先生のレベルによることが多いようです。近所で最安の教室の先生は、短大の保育科卒。最高月謝(未就学児でも月¥10,000)の先生は海外留学経験もあり数々の音楽コンクールで受賞歴のある方でした。
3歳のピアノ、正直結構大変です…
色々環境が整っていたので気軽に始めた娘のピアノですが…ふたを開けてみると結構大変でした。
集中力はもって10分
まだ小さいので「ピアノの前に座り続ける」という行為がまず難しいです。集中力はもって10分程度。
教室でも、ピアノ10分、歌を歌ったりカードを使った音楽遊び10分、ドリルやワークを10分、といった形で飽きさせないように工夫していただいています。
発達がまだ追い付いていない…かも…
最初はドの音を押すことからはじまり、今はなんとか「ドレミファソ」まで練習していますが、4番と5番の指(薬指、小指)はまだまだ力が弱くて大変そう…。そのうち力もついてくるのでしょうが…。
又、ドリルやワークに音符を書くのも、まだまだ難しそうです。まず「キレイなマルを書く」という行為がまだ難しい…!
↑娘が頑張って書いた音符です!一定の大きさのマルを書くのが難しいみたい…
自宅での練習は親の熱心な指導が必須!
楽器の習い事はレッスンだけで完結しません。自宅での練習が必須!しかしまだ自発的に練習するのも難しく、練習の仕方も分からず、そもそも何が宿題だったかもよく分かっていない…。親がしっかり横についていないと、「練習という行為」ができません。
正直言って今のところは、先生よりむしろ私がピアノを教えてる感が強いです…。
まとめ
子どもの発達は個人差が大きいので一概には言えませんが、うちの子の場合正直3歳でピアノはちょっと早すぎたかな…と思っています。リトミックだけで十分だったかな、と。
将来ピアニストに!等、英才教育を考えている場合は早い方が良いのかもしれませんが、趣味程度ならもっと遅くからで大丈夫だと思います。
それでも娘はすごく楽しいみたいで、一生懸命頑張っているので、これからも続けていきたいと思っています。指の力的にも出来なくはないですし、どんどん出来るようになっていくのが見ていて嬉しいです。
でも、やっぱり親が大変ですね…。娘のためにがんばります!